心と体はひとつのもの、怖いTVを見ているとハラハラドキドキして手に汗握り体も緊張して固くなってしまいます。
逆に体が緊張していると心も硬くなっているのがわかります。ストレスによる緊張は体も硬くします。
リラックスして心身の緊張を解くことがストレスの緩衝作用になります。
座禅や瞑想-気功もリラックスの方法のひとつですが熟練が必要です。
次の呼吸法は手軽に修得できる有効な方法です。
姿勢は仰向けに寝るか、安楽椅子、あるいは背もたれの無い椅子で行います。
まずゆっくり腹式呼吸をします。
※自律訓練法
リラクセーションの技法はさまざまありますが、上記の呼吸法は自律訓練法の一部を利用しています。
自律訓練法は、シュルツ(J.H.Schultz)によって1930年代に創始された心身調整法で、催眠を基にした自己暗示的方法であるが脳の機能を調整するセルフコントロール技法です。
緊張状態から弛緩状態へ段階的に心身のリラックスを図る方法です。その背景となるのが上記の呼吸法です。
監修:中村延江(桜美林大学名誉教授)