ストレス科学ストレス科学研究所

ストレスのセルフケア

1.逆制止 
~不安・緊張を取り除く・心配から抜け出す~
ストレス状態の時は、心や体は不安、恐怖、緊張が高まっています。
ストレスを感じたことと反対のことをイメージすることでストレス状態は緩和します。

例えば、怖い上司の顔がどうしても浮かんでしまいストレスを感じている場合、あえてそれと逆の自分が心和むような光景をイメージするのです。
好きな人の顔、可愛いペットとのやり取りの場面、楽しかった旅行の光景などです。
それによって引き起こされる穏やかな落ち着いた気持ちによってリラクセーションが図られ、不安や緊張が和らぎます。

※ジョセフ・ウオルピ(Joseph Wolpe)の逆制止理論の応用
逆制止法は、不安・恐怖や緊張などの感情はその感情に拮抗する(反対の)感情によって低減あるいは消去されるとし、反対の感情を生起させることによって不安・恐怖の感情や緊張を取り除こうとする方法です。

監修:中村延江(桜美林大学名誉教授)

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