カウンセリングの定義は、その基盤となる理論や立場によってさまざまです。
一般に、離婚カウンセリングや美容カウンセリングなど、広く相談にのることをカウンセリングと呼ぶことがありますが、心理や医療の世界で用いられるカウンセリングの共通定義は以下の通りです。
クライエントや患者と呼ばれる人が、それまでとは異なるように行動し、感じることができるようになるのを、一人の訓練された専門家(カウンセラー)が援助する社会的相互作用である。
言語を手段とすることが主ですが、言語の表現が苦手だったり、クライエントが年少だったりする場合は、時として箱庭や遊具など、非言語の手段を用いることもあります。
カウンセラーはクライエントのどのような話でも評価したりすることなく、常に受容的で共感的な態度で受け止めます。
そのような相互作用を通じて、クライエントは自己理解を深め、人間的に成長し、自発的な人生を歩めるようになるのです。
執筆:ストレス科学研究所