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3. 心理カウンセラーに出会うにはどうしたらよいでしょうか?

資格をもつ:公認心理師・臨床心理士

カウンセラーの資格はたくさん存在しています。
というのも、弁護士や医師と異なり、資格がなくても誰でもカウンセラーを名乗ることができるからです。
国家資格である公認心理師や民間資格である臨床心理士は、臨床心理学や精神医学の知識や技法を身に付けて資格試験に合格しないと名乗ることができない資格ですので、カウンセラーを選ぶ場合は、その資格を確認すると良いでしょう。

職業倫理を守る:守秘義務・多重関係禁止

カウンセラーには、いくつもの職業倫理があります。
一つは、守秘義務です。クライエントの相談内容や個人情報は決して外部に漏らすことはありません(虐待や生命の危機がある場合は例外です)。
もう一つは多重関係の禁止です。多重関係とはカウンセラーがクライエントと専門家としての関係以外の関係を持つことです。例えば、上司と部下、教師と生徒、恋人同士等の間で行われるカウンセリングは厳密にはカウンセリングとは言えません。
このような職業倫理がきちんと守られているカウンセラーかどうかを確認しましょう。

正しい関係性を保つ

カウンセラーとクライエントの関係は、クライエントが自分の表現したいことを表現し、自分の問題を吟味し、自分で意思決定できることをカウンセラーが可能にする関係です。ですから、カウンセラーは占いのようにすぐにアドバイスを与えることはしませんし、仲間関係のように外部で会ったりしません。また、物を売買したり何かを勧誘したりもしません。正しい関係性が保たれているかどうかもまた、カウンセラーを選ぶポイントの一つです。

執筆:ストレス科学研究所

3.心理カウンセラーに出会うにはどうしたらよいでしょうか?