臨床研究支援事業

CSP-HOR《ヘルスアウトカムリサーチ支援事業》

Comprehensive Support Project for Health Outcomes Research

PRO-QOLコンソーシアム

近年、我が国では、患者視点の医療実現が重要な課題とされています。
しかし、QOL(生活・生命の質)を始めとするPatient-Reported Outcomes(PRO-QOL)、特に今後活用の中心となるElectronic Patient-Reported Outcomes(ePRO)においては、確固たる基盤の整備はなされておらず、研究、診療への普及は未成熟であるといえます。
また、汎用的指標であるQOLの日本語翻訳や、海外から新しい調査票開発の提案の受け皿の設置など、解決すべき課題が山積されています。

本支援事業で蓄積された経験とエビデンス、また豊富な人脈を活かすべく当法人は、PRO-QOLコンソーシアムの事務局として、PRO-QOL研究及び普及を推進し国民保健の維持向上に寄与することを目指しています。

PRO-QOLコンソーシアム活動内容

  1. CTCAE・PRO版の日本語訳普及の補助
  2. NIH(National CancerInstiture)によって開発されたPROMIS(Patient-Report Outcomes Measurement Information System)の日本語訳作成支援と普及支援
  3. 日本におけるPRO-QOL普及の補助
  4. がん領域におけるPRO-QOL研究グループとの情報共有化のための研究会支援

PRO-QOLコンソーシアム実行委員

清田 尚臣
神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科
田村 和夫
福岡大学医学部 総合医学研究センター
山口 拓洋
東北大学大学院医学系研究科 医学統計学分野
川口 崇
東京薬科大学 臨床評価学教室
木川 雄一郎
関西医科大学附属病院 乳腺外科
大石 剛子
公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンター 客員研究員、
PNC-Japan 代表