臨床研究支援事業

CSP-HOR《ヘルスアウトカムリサーチ支援事業》

Comprehensive Support Project for Health Outcomes Research

年 会 2013年

第7回 CSP-HOR年会

アウトカムに関する個人と社会の選択 -効率性と公平性-

公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンターヘルスアウトカムリサーチ支援事業事務局では、下記の要領で「第7回CSP-HOR年会」を開催いたします。

第5回CSP-HOR年会では医療経済評価の政策応用という社会的な視点からの議論、第6回では臨床家、患者さん等のそれぞれの立場から重視するアウトカムについて議論致しました。第7回はこの2つを統合する形での議論を企図しました。患者さんあるいは臨床家の立場からは、患者さん個人のアウトカムを最大にする医療が最良の医療であり、常にそれが選択できることが望ましい状況と考えられます。一方で、社会全体としての資源制約から公的医療保険制度での医療には効率性も求められており、現在、中央社会保険医療協議会においても、医療技術の費用対効果に基づく保険給付のあり方が議論され始めています。また、一方で、社会としては効率的な医療提供だけでなく、公平な配分も重要です。

今後必要となってくるのは、個人の選択と社会の選択をいかにバランスさせるかであり、そこには効率性と公平性の観点が必要になると思われます。そこで、第7回CSP-HOR年会では医療の選択における効率性と公平性について、理論的、実証的な立場から議論したいと考えます。また、CSP-HOR支援研究の概要および新しい取り組みについても発表します。

年会終了後、情報交換会を開催致します。皆様、ご多忙とは存じますが、是非ご参加頂きますよう、お願い申し上げます。

ヘルスアウトカムリサーチ支援事業運営委員会
運営委員長 大橋靖雄(東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻)
副委員長 下妻晃二郎(立命館大学 生命科学部生命医科学科)

第7回 CSP-HOR年会

テーマ
アウトカムに関する個人と社会の選択 -効率性と公平性-

日時
2013年7月13日(土)12:00~17:30  受付11:15~

会場
東京大学伊藤国際学術研究センター B2「伊藤謝恩ホール」
東京都文京区本郷7-3-1 TEL 03-5841-0779
https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/iirc/ja/access.html

会費
一般 5,000円
学生、患者さん及び患者さん支援団体の方 3,000円
当日受付にて承ります
※学生の方は学生証をお持ちください。

お申込み受付
お申込みは終了しました

お問い合わせ
公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンター CSP-HOR事務局

メールアドレス

TEL
03-5287-2636

FAX
03-5287-2634

情報交換会

時刻
17:45~19:00

会場
東京大学伊藤国際学術研究センター B2「多目的スペース」

会費
2,000円 当日会場にて承ります

後 援

一般財団法人 日本臨床試験研究会
国際医薬経済・アウトカム研究学会(ISPOR)日本部会

プログラム

開会の挨拶 12:00 ~ 12:10

大橋 靖雄(東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻)


第1部【日本と諸外国のアウトカム研究の動向】12:10 ~ 13:00

座長:高山 智子(国立がん研究センター がん対策情報センター)

CSP-HORの概要 (12:10 ~ 12:20)

下妻 晃二郎(立命館大学 生命科学部 生命医科学科)


諸外国のアウトカム研究およびHTAの動向 (12:20 ~ 12:40)

五十嵐 中(東京大学大学院 薬学系研究科・薬学部 医薬政策学)


日本のHTAの動向 (12:40 ~ 13:00)

福田 敬(国立保健医療科学院 研究情報支援研究センター)


第2部 シンポジウム【アウトカムに関する個人と社会の選択】13:00 ~ 17:25

基調講演(13:00~14:20)

座長:大橋 靖雄(東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻)

医療における効率性と公平性(13:00 ~ 13:30)

下妻 晃二郎(立命館大学 生命科学部 生命医科学科)

医療資源配分の倫理(13:30 ~ 14:20)

児玉 聡(京都大学大学院 文学研究科・文学部 倫理学専修)


ショートプレゼンテーション(14:30 ~ 16:15)

座長:福田 敬(国立保健医療科学院 研究情報支援研究センター)

個人的な選好と社会的な選好(Individual and Social Preference)(14:30 ~ 14:55)

白岩 健(国立保健医療科学院 研究情報支援研究センター)

臨床の場での選択(14:55 ~ 15:20)

大野 真司(国立病院機構九州がんセンター 臨床研究センター)

患者/国民にとっての選択(15:20 ~ 15:45)

本田 麻由美(読売新聞東京本社 編集局社会保障部)

<指定発言>医療産業の立場から望ましい選択と負担とは?(16:00 ~ 16:15)

田村 誠(アボットジャパン株式会社 ガバメント・アフェアーズ)


パネルディスカッション (16:25 ~ 17:25)

座長:大橋 靖雄 / 福田 敬

パネリスト:
児玉 聡,大野 真司,下妻 晃二郎,白岩 健,本田 麻由美,保険者代表,田村 誠


閉会の挨拶 17:25 ~ 17:30

下妻 晃二郎(立命館大学 生命科学部 生命医科学科)


情報交換会 17:45 ~ 19:00

会場:東京大学伊藤国際学術研究センター B2「多目的スペース」


関連資料

年会のご案内